簡素に生きたい

普段感じたこと、考えていることを綴ります。

安心が増えた

特に大学生から会社員のころは、買い物が好きで、用もなく駅ビルやデパート、ショッピングセンターを歩くのが大好きでした。

雑誌やネットでファッションを見るのが大好きだったし、電車や街でも人の身につけているものを見て羨んだり、背伸びして真似したりしていました。

 

そのころは多くはないけれどボーナスや人並みのお給料ももらっていたのに、いつも給料の低さを嘆いていたし、貯金がなかなかできないことにも悩んでいました。

好きなもの買って食べて、旅行もしていたら当たり前ですよね。

本当に贅沢だったと思います。

 

結婚して、子どもも産んで、自分の生活の基盤とか軸のようなものができたからかもしれません。ミニマリストとかシンプルライフに出会ったからかもしれません。

むやみに人を羨んだり、背伸びして高価なものを買いたいと思うことは減って来ました。

 

私のような性格では、自分が持って見慣れてくると、だんだんその物が安っぽくありきたりな物に見えることがあります。

だから、また次の物がほしくなるのです。

底なしに欲しいものが出てきます。

 

ミニマリストシンプルライフに出会ってからも、数は減らしてもよりいいものを求めていましたが、今はそんな気持ちも薄れつつあります。それもキリがないことに、時間をかけてじわじわ気づけました。

また、私は中身もないのに、ブランドのロゴに頼っている自分が心底嫌になりました。

恥ずかしながら、今まで持ち物や服装で、人を判断しているところがありましたが、素直に内面に目がいくようになりました。

 

いつも次に何を買おうかネットを見ていた時間がなくなり、お金が足りないと思うことが減りました。

あれもこれも欲しい気持ちが減った代わりに、安心が増えたのです。

人を羨んだり、ないものを嘆く時間は精神衛生上よくないと思います。

 

今はあるものの手入れをし、清潔にして、自分の内面を磨くことに意識をおいています。