捨てることとの出会い
シンプルライフやミニマリストに出会ったのは、4.5年前にドミニック・ローホーさんの本に出会ったから。
当時、就職した会社も嫌でたまらず2年で辞め、転職のため実家に戻ってアルバイトをしながら勉強していました。
周りはキラキラした社会人生活を送っている中、私には何もない、人生のどん底だと感じていたとき。
ドミニック・ローホーさんは、身の回りのものを厳選し、五感を使って美意識を大切に、心の中をリスト化することを勧めていたのです。
私は、夢中で好きなこと、嫌なこと、気に入っているもの、いろいろなことを書き出しました。
そして、見ているだけで嫌な気持ちを思い出すものや、学生時代のノート、写真、着ていない服、鞄、、次々捨てていきました。
親に怒られないように、こそこそと、、でも大胆に。
いかにくだらなくつまらないものを大切に限られたスペースに押し込んでとっておいたのか。
悲しいし、罪悪感もあるし、疲れるし、暗い気持ちで処分したのです。
でも、捨てたあとは、もうあの写真は見なくていいんだとほっとしたし、昔の表彰状とかよかった成績とかへんな見栄も一緒に捨てられて、本当にすっきりしました。
こうして、30年弱の短い人生で蓄え続けていたもの、妬み、虚栄心、見栄、へんなプライドと向き合い、少しずつ手放せることを学んだのです。