スペースをあける
ありがたいことに、18歳まで暮らした実家では8畳の部屋を与えてもらっていました。
ベランダが付いていて、出窓と1畳ほどのクローゼットの付いた今思えばとても贅沢な空間を使わせてもらっていました。
そこには、古い教科書、アルバム、学校の作品、着る服着ない服、かばん、ジャージ、ぬいぐるみ、、捨てるという考えさえ思いが浮かばなかったので、持っているものはしまっておくのが当たり前でした。
両親は捨てられない人で、汚部屋ではないけれど、何でもとりあえず収納してとっておくタイプです。
私の親は5、60歳代ですが、そういう人が一般的には多いのではないでしょうか。
私が、退職して実家に戻ったとき、両親に隠れながらコソコソ、コツコツ捨てていましたが、だんだん共有スペースのとにかく多い無駄なものも気になってしまい、母と一緒にかなり実家の物も捨てました。
あのときは、とにかく捨てたくて捨てたくて一心不乱に捨てたように思います。
罪悪感で辛かったです。
しかし、私の部屋のいっぱいのクローゼットも余裕ができ、本棚もとりあえずとっておいたものがなくなり、今までにない清々しさを知ってしまったのです。
捨てた後の清々しさを味わった人は、病み付きになるかもしれません。
結婚してからも、押入れやクローゼットを今までのようにいっぱいにするのはやめました。
いつでも風が通るようにしています。
人に見られても開けておいても大丈夫です。
人はスペースがあると埋めたくなる生き物なのでしょうか。
無意識に生きていると、子どものおもちゃやたまにしか使わない家電や洋服であっという間に収納は埋まります。
だからこそ、常に捨てること、手放すことを意識しています。
もうスペースいっぱいに押し込む生活には戻れません。