自分探しをやめた
学生時代、特に就活のころは自分探しとか、性格診断とか自分とは何か、そして何を成し遂げたいのか、こんなことをたくさん考えさせられていたし、答えを見つけなきゃと思っていました。
それはやりたくなかった営業の仕事にしか就けなかったあとも続き、いつも自分のやりたいことは何か、何が向いていて何ができるのか常に考えていました。
わざわざないものを見つける必要なんてないじゃん、、と気づいたのは最近のことです。
私は誤解を恐れずに言えば、仕事で誰かの役に立ちたいわけでもないし、社会に貢献したいわけでもない。
大金を稼ぎたいわけでもないし、リーダーになりたいわけでもない。
それなのに、何かしないといけないような気がしてずっと悩んでいたのです。
突然ですが、もし、お金が余るほどあったらあなたは何をしたいですか。
私は今なら、夫や息子と遊び、カフェでもファミレスでもランチして、みんなで昼寝でもし、本屋をプラプラして、夕飯は軽く家で食べ、息子が寝たあと夫婦で本を読んで早く寝る。
そんな過ごし方が大好きで、理想です。
そして、それは普段の週末の過ごし方です。
お金が今よりずっと多くあっても、こんな過ごし方をしたいです。
夫がいないだけで、平日も息子とのんびりして、家のことをやっています。(汚いのは嫌いなので。)
つまり、私にとって夢や目的はもう達成できています。
それなのに、自分で欠けている部分をなんとかして探して、何かしなければいけないような錯覚をしていました。
メディアや社会からそう刷り込まれていたことに気づいたのです。
受動的なので、探しても見つかる訳がありません。もう手元にあったのですから。
これからも、今やりたいことを、時間を使ってたくさんやりたいです。
だから、物を減らして、あくせく働かなくてもいいように簡素に暮らしたいのです。